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メンタルヘルス用語辞典>注意欠陥・多動性障害(ADHD)
2006年10月24日
注意欠陥・多動性障害とは
授業中、集中できず、じっとしていられず、おしゃべりを止められない。
注意欠陥・多動性障害は、就学前や学童期(小学生)にみられる障害です。
とはいっても、これは病気ではなく“行動パターン”ととらえています。
この障害の中核は、「不注意」「多動性」「衝動性」です。
教科書や文房具、宿題などをしばしば忘れるような「不注意」、落ち着きがなくなり、授業中に座っていることができないような「多動性」、遊びの邪魔をしたり、順番を守れないなどの「衝動性」です。
思春期(中・高校生)になると大部分は改善しますが、一部改善しない場合もあり、学業成績の不振や非行や怠学を示すこともあります。
注意欠陥・多動性障害に対する無理解から、「整理整頓が苦手・落ち着かない・喧嘩っ早い子=親の躾が悪い」という短絡的な見方になってしまいがちです。
しかし子どもの行動には、彼らなりの意味があるので、子どもたちの行動を単純に解釈して結論づけてはなりません。
書いた人 浜野ゆり : 2006年10月24日 14:29
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