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フラワー・エッセンスと媚薬と音楽の関係

2006年03月08日

 昨日、日本ネットカウンセリング連絡会からの取材を受けました。
 ここはインターネット上で、メールを主な手段として様々な心の悩みに答える「ネットカウンセラー」というものを職業としてやっていこうとする人々へのサポートをしておられるところです。
 主宰者の倉橋さんはこうした市場でのクライアントさんたちの動向はもちろん、心理学用語や各種代替療法なども熟知しておられる方ですが、全く初心の人が読んでもわかるようにと工夫された質問を次々と繰り出してこられて、私もついつい、調子に乗って長時間しゃべってしまいました(さすが・・・)。


 で、その中で「フラワー・エッセンス(以下、FEと表記)」のことを説明する際に、やはり少しばかり苦労しました。
 私は現在も医療機関での仕事もしていますし、いわゆる精神世界系に全くなじみのない人たちに「気」「生体エネルギー」「瞑想」といったことを取り入れるメリット、実用性を広く知らせていきたい、そのための橋渡しをしたいなあと常々思っています。
 ですから可能な限り「魂」だの「霊性」「波動」といった単語を使わずに各代替療法の説明をしたいのですが、FEはなかなか難しいです。強いていえば「花の自己治癒力のエネルギーが水に移されていて、それを飲むと良くなる」といった、あいまいな表現になります。


 それでも、実際に効果があるので何十年も前からヨーロッパでは多くの国民が使っていますし、例えばイギリスでは試験前になると学生たちがFEを買い占めるので(不安を減らして落ち着いて試験に望めるようなFEを頻繁に使うのでしょう)薬局がその時期品薄になることもあるといった実例を出し、「試しに使ってみては?」とクライアントさんに勧めるのです。いや、実際に有効だからこそ、そういうのですが。
 私自身も家族も使って、大いに恩恵を受けています。


 さてそのFEの効き方について、その開発者であるイギリスのバッチ博士はある著書でこんなことを書いておられます。
 「FEの効き方は、素晴らしい音楽を聴いたときのようなものだ。良い音楽を聴いたとき我々は、理由はわからないがうきうきしたり、人生の素晴らしさに感動した、といったような気持ちになる」と。
 つまり、理屈ぬきで感情が影響を受け「何か違う」感覚を覚える。それは化学物質や人工的なものではなく、脳の芯から湧き上がってくるような「何か」だけど、それを理屈で捕らえるのは難しい。そしてその気持ちを維持するには、音楽もFEも繰り返しインプットしてやる必要がある。そうするとやがて、音楽(FE)がある状態に脳が慣れ、ついには自前で(つまり、音楽/FEがなくても)その良い状態を保てるようになる・・・ということでしょう。


 同じような、「生体電磁気/エネルギー」に働きかけて自己治癒力を上げることにより症状改善する自然療法にホメオパシーがあり、バッチのFEの研究もホメオパシーの勉強が事前にあったのですが、ホメオパシーは作用が強い分、原則としてやはり専門家による処方が必要でした。バッチは一般人がより気軽にセルフケアできるようにとFEを開発したため、その作用はかなり穏やかです。
 ということは、悪くいえば「確かに数週間前に比べると症状は軽くなったけど、これってFEの効果というより、時間が経って自然に良くなったのでは?」と思われがち。


 それでも、本人は自覚なくても周りから見ると結構明らかに変化が感じられることも多いものです。
 その昔、中世の「魔女」たちが、クライアントに請われて「惚れ薬」を処方する、というのが時々物語の中に出てきます。
 魔女というのは今でいうナチュラルセラピストで、薬草や気功(レイキ)を使って人を癒していた人たちと思われますが、「惚れ薬」の一部はFEのようなものだったのではないかなあ、と最近楽しく想像しています・・・


 もちろん相手が自分を基本的に嫌っていないというのが必要条件ですが、例えば彼が「引っ込み思案で彼女への気持ちを表現できない」とか「物事や人の悪い面ばかりに目がいってしまう」「短気で対人関係を長持ちさせられない」といった人の場合、FEでこれらの欠点を最小にし、それによって彼女との付き合いをできるようになる、ということは十分に考えられます。
 そうするとこの現象を周りから見れば「不思議に、彼は最近彼女のことを急に愛するようになった!彼女が先日、怪しげな液体を持ってきて彼のお茶に入れるようになっていたが・・・あれはきっと惚れ薬に違いない!」ということになったのではと(笑)。
 あるいはFEを自分で飲んで、その結果彼に適切な対応をできるようになったお陰で付き合いが上手くいくようになった、という使い方も考えられるでしょう。


 いずれにしろ、ある意味ではFEは現代の「不思議薬」である、とはいえるでしょうね。

書いた人 浜野ゆり : 2006年03月08日 06:00

この記事へのコメント

そうなんですか・・・
勉強になりました!今度ホメオパシーのことでもう少し話を聞かせてください。連絡させてもらいますね。

書いた人 のがも : 2006年03月11日 10:57

のがもさん、お久しぶりです。そして、書き込みどうもありがとうございます。

>ただRescue Creamを使って面白かったのは、まずひどいのど風邪になり、悪いものを出してから、その後は、普通に調子がいい感じが続いています。これもFEの効き方なのでしょうか?

そうですね。この手の代替療法(体の反応を促進して自己治癒力を上げる)に典型的な出方だと思いますよ。
首やのどの症状、あるいは咳という反応は、普段言いたいことを抑えつけている人によく現れます。

>ホメオパシーは体に実際作用する毒を使うという意味で肉体に直接働きかける療法、FEは音楽などと同じようなオーラというか波動に働きかける療法、といった解釈は乱暴すぎますか?

確かにホメオパシーは主に体、FEは主に心に作用するレメディですね。
でもFEの中に原料である花の成分は含まれていないのと同様、ホメオパシーのレメディの中にも原料の毒は全く存在せず、ただその「情報」だけが存在するということ、その「情報のエネルギー」が生体の微小電磁気に作用して効果を発揮するという点では、FEと同じです。
つまり両者とも、のがもさんのいわれる「オーラ、波動に働きかける療法」といえます。

書いた人 浜野ゆり : 2006年03月11日 10:18

浜野さん、お久しぶりです。お元気ですか?
ますますご活躍されているようで何よりです。

私も最近Rescue Creamを愛用しています。以前は首凝りがひどかったのですが、Creamを使うようになってから随分緩和されてきたような気がします。ただ本当に気がする・・・といった感じなのですが。

ただRescue Creamを使って面白かったのは、まずひどいのど風邪になり、悪いものを出してから、その後は、普通に調子がいい感じが続いています。これもFEの効き方なのでしょうか?

ちょっと長くなり恐縮ですが、ホメオパシーは体に実際作用する毒を使うという意味で肉体に直接働きかける療法、FEは音楽などと同じようなオーラというか波動に働きかける療法、といった解釈は乱暴すぎますか?実は今ホメオパシーにかなり興味があります。

書いた人 のがも : 2006年03月08日 11:01