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腎を温めたら
2006年02月04日
12月24日の日誌に書いた通り、代替療法のプロのセラピストに、冷えからくる諸症状に対してカイロを使って物理的に温める方法を教えてもらい、実行してきました。
まず驚いたのが、始めて4-5日でお腹に(毒出し反応としての)蕁麻疹(じんましん)が出始めたこと。
そのうちの一部は虫垂の位置に一致して出現しており、美養法のセラピストによるとそこはストレスでよく硬くなる部分とのこと。
実は私は虫垂を切除しているのですが、それは研修医時代、最も多忙な科を研修している時期に虫垂炎(いわゆる「盲腸」)になってしまったからでした。わかりやすーい。しかし当時は外科では、虫垂炎とストレスの関係など、一笑に付される時代でしたね。現在は少しは認識が広まってきたのかなあ。
蕁麻疹は痒くて困りましたが、ラベンダーの精油を塗って対処(これが、抗ヒスタミン軟膏に勝るとも劣らぬ効果です)。
そして腸の活動は1週間目を過ぎる頃から次第に活発になりました。
眠気も取れ、現在では普通にリラックスした穏やかな覚醒状態です。
何よりもありがたかったのが、長年の月経痛がかなりなくなったこと。実はもうずっと鎮痛剤を手放せなかったのですが、その使用もこれまでの3分の1弱になったのです。
これには感激でした。これまで漢方、ストレッチや運動、ハーブサプリ、アロマオイル(精油)など、様々な手段を試みてきましたが、良くて「若干楽になったような・・・」という程度だったのに、物理的に温めるだけでこれほどの効果があるとは。
何人かの先輩の女性産婦人科医で、漢方を取り入れて結構熱心に診療している方にもお世話になったのですが・・・こんなに簡単なセルフケアで効果的なものは、聞くことができませんでした。
残念ながら、代替療法を取り入れるのには熱心であっても、それが根ざす「身体のホリスティックなシステム」の理解にまでは至らないレベルだったのでしょうね。
さてお腹の蕁麻疹はその後、腰にも一部出ましたがそれも次第に治まりつつあります。
更に1月の終わりごろからは今度は背中にも2箇所出現。
それがちょうど腎臓のところに現れました。左右の腎臓の位置に、まるでマーカーで書いたような小さな半円形のものが左右対称に2つ。
「次、腎臓の毒出しにかかりまーす」と体が言っているようです(笑)。
幸いこちらはほとんど痒くなく、ピークも超えつつあるよう。
春までに、体の内面からキレイになっておきたいなと思っています。
書いた人 浜野ゆり : 2006年02月04日 06:00
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