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毛髪検査と体内毒素

2005年10月30日

 先日、精神疾患の栄養療法を行なう オーソモレキュラー医学会 の担当の方を通じて、毛髪検査をしてみました。
 すると、予想はしていましたがヒ素、鉛、水銀が許容量よりも高値。特にヒ素が約2倍以上高い値でした。幸いヒ素は解毒をちゃんと始めれば、比較的速やかに排出できるそうですが、鉛や水銀といった重金属は、継続的な解毒を始めても効果が出るのに数ヶ月かかるので、早速対策を考えなくてはなりません。
 やはり、銀歯を別の被せ物にしなくてはダメかなあ。特に私の場合、主な虫歯は子供時代に作ったものなので、アマルガムという昔流の詰め物なんですよねー。これは水銀と他の金属との合金なので、口の中といういつも湿った場所にあると一定量の水銀イオンが常に溶け出しているわけで。自分で自分の体の中に公害汚染しているようなものです。
 今回の検査では幸い、アルミは許容量以下でした。(でもやはり、キッチンからアルミ鍋を順次追放して行こうっと。)
 あと今回特異的だったのは、放射線物質であるウランが検出されたこと。それほど高値ではないものの、許容量を上回る値。
 普通ウランなど検出されないのですが、やはり病院勤めをしてきたせいだと思われます。私の場合精神科なので、X線をかけながらの治療や検査を行なうことはまずないのですが、それでも当直などの時に何回か、身体疾患の患者さんに付き添ってレントゲンを撮りに行ったことがあります(その際も、一応放射線防護行動はしていたつもりですが)。その他考えられることとして、研修医時代は内科や外科の仕事で結構放射線を扱う場にいましたが、もう10年以上も前のものが残っているか?まあウランは非常に遅い崩壊速度の物質だから、そういうこともあり得そうです。
 精神科医の私でさえそうならば、内科や外科、放射線科など他の科の医者たちへの蓄積はどうなんだろう、と思います。もちろん法の規定によりそうした科のスタッフは放射線の被爆量をモニターするフィルムバッジをつけて定期的にチェックを受けていますが、もしかしたら従来認識されていたのより影響を受けているかもしれません。
 ちなみにミネラルは全て、規定値内。カルシウム:マグネシウムおよびカルシウム:リンの比もOKで、ホッとしました(この比の崩れはカルシウム代謝が適切でないことを表し、骨粗しょう症などの疾患につながり得ます)。

書いた人 浜野ゆり : 2005年10月30日 05:17

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