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風水図譜
2005年07月18日
玄関の向きによる、8つの宅タイプ=宅卦(紫白九星派)
中心の数字は九星を表し、宅はこの星の性質を持つ。例えば坎宅の基本的性質はは一白水星であり、「内面にこもる、勉強する、人間関係を深める」という長所と同時に「悩む、病む、恋愛におぼれる」といった欠点を有する。そこでこれら長所を伸ばし短所を抑えるために風水を有効利用するわけである。
九星の性質
一白水星=坎(かん):内面にこもる、集中する、勉強・研究、親交を深める/病気、恋愛や性の悩み、酒や薬物に溺れる
二黒土星=坤(こん):真面目、努力型、コツコツと義務を果たす、従順、家庭の安定/受身で積極性に欠ける、病気になる
三碧木星=震(しん):若々しく積極的、新しく始める、弁舌に長ける/猪突猛進、騒がしい、喧嘩っ早い、話だけで実行に移さない
四緑木星=巽(そん):滑らか、調和、信用、角が立たない/優柔不断、迷う、取り紛れる
六白金星=乾(けん):権威、高官、父性/高圧的、緊張
七赤金星=兌(だ):娯楽、金融、会話、音楽/口やかましい、壊れる、喧嘩
八白土星=艮(ごん):跡継ぎ、家系、蓄積/激変、改革
九紫火星=離(り):高い地位、頭脳明晰、華麗/怪我、決裂、火災
吉方位:生気方、旺気方、財気方
生気方…他からエネルギーをもらう。人気運、すなわち引き立てを受ける、人から目をかけられる、スポットライトが当たる。
旺気方…自分を強くする。自分の頑張りによる開運を助ける方位。
財気方…財運アップの方位。
凶方位:殺気方、洩気方
殺気方…他から悪く思われる、攻撃される。誹謗中傷、事故や災害に遭いやすくなる。
洩気方…エネルギーが洩れていく。そのため気力・体力が衰えやすく、出費も増えがち。
注)下図において、北は下である。
坎宅 玄関は南向き。
坤宅 玄関は北東向き。
震宅 玄関は西向き。
巽宅 玄関は北西向き。
乾宅 玄関は南東向き。
兌宅 玄関は東向き。
艮宅 玄関は南西向き。
離宅 玄関は北向き。
本命卦(八宅派)
本命卦とは、生まれ年と性別から人間を8つのタイプに分けたものである。このタイプによって、同じ土地、宅に住んでいても、受ける影響の吉凶が異なってくるため、物件との相性をみるために必須である。
本命卦の計算法
(1)生まれ年(昭和、平成)を単数化する。
注)年は立春(概ね2月4日。年によりずれる)を起点に考える。従って1月および節分までは前年度としてカウントする。
(2)女性 単数+3=本命卦
男性 12-単数=本命卦
例)平成15年なら1+5=6 と単数化し
女性→6+3=9 (離命)
男性→12-6=6 (乾命) となる。
例)昭和20年なら2+0=2 と単数化し
女性→2+3=5 (艮命)
男性→12-2=10 更にこれを単数化し1 (坎命) となる。
<本命卦>
1→坎命 2→坤命 3→震命 4→巽命
6→乾命 7→兌命 8→艮命 9→離命
5に関しては、女性なら艮命、男性なら坤命とする。
8方位のうち、誰でも4つの吉方位と4つの凶方位を持つ。
吉方位:生気方、延年方、天医方、伏位方
生気方…最大吉方位。生命力を強め、活気づく。これにより運気全般を上昇させる。
延年方…寿命を延ばすと同時に、人との関わり(延=縁)をつなぐ。人間関係は仕事上の人脈から恋愛・結婚運までを含む。
天医方…健康運を強め、また自分の能力を高める方位。
伏位方…自分の本命卦と同じ、つまり自分の本拠地。原点に帰る、本来の自分に戻れる、自分らしさを再活性化する方位。環境の求めに応じようとするあまり、自分を見失いかけた時など、この方位を強化することによって自分というものを改めて認識できるようになる。
凶方位:絶命方、六殺方、五鬼方、禍害方
絶命方…最大凶方位。生命力を削ぎ、運気やパワーの全てを落とす。
六殺方…延年方の逆。対人関係を破壊する。誤解、仲たがい、ディスコミュニケーションを起こす。この方位に電話を置くといたずら電話、無言電話が増える。
五鬼方…天医方の逆。自滅する。
禍害方…伏位方と逆。日常雑事にわずらわされ続ける結果、自分が本来やりたいことがわからなくなり、迷わされる。
制化(悪さを抑制する)方位
絶命方を制化するのは延年方
五鬼方を制化するのは天医方
六殺方を制化するのは生気方
禍害方を制化するのは伏位方
注)下図において、北は下である。
西四命:坤命、兌命、乾命、艮命。これらはいずれも、西を中心に吉方位を持つ。
坤命
兌命
乾命
艮命
東四命: 震命、巽命、離命、坎命。これらはいずれも、東を中心に吉方位を持つ。
震命
巽命
離命
坎命
書いた人 浜野ゆり : 2005年07月18日 17:22