« 夢分析・夢判断 | トップページへ | ヒプノセラピー(催眠療法)とは »

ハンドヒーリング(レイキ)とは

2005年07月09日

 ハンドヒーリング(手当てによる癒し)の歴史は長く、古代チベット、インドの文献にその記述が見られます。19世紀に日本の臼井甕男(みかお)氏が再発見し系統立て、現在は臼井式ナチュラル・ヒーリングの名で、特に西洋社会で広く認知されています(※注)。
 基本的にレイキが扱うのは「気」の流れといわれるものであり、施術者の手を介して患者に伝わり、癒すものです。
 レイキの施術を受けると、その部分から次第に全身に、ポカポカとした温かさ、それに伴うリラックス感を実感します。精神的にも安心感や安定感を感じ、いらいらや不安、怒りといったマイナス感情が軽減します。肉体的な痛み、締め付け感、重さ、だるさ等も少なくなります。
 レイキは医術でも魔術でもなく、自然なリラクゼーション法ですから、術者から受けるだけでなく、自分でも行なえます。神経が高ぶって眠れない時、プレゼンテーション前で緊張している時、人間関係のストレスで疲れてしまった時・・・等に、いつでもどこでも自分で症状を軽減することができます。また医学的治療と併用して、免疫力を活性化したり、痛みを減ずることも可能です。
  レイキは伝統的には徒弟式でしたが1938年からハワイ在住の日系女性に伝えられ、また1980年ごろから系統的に教授されるようになり、主に西洋世界に広がりました。特に盛んなのがスペイン、ドイツ、スイス、英国、スウェーデン、フランス、イタリア、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドです。最近はアジア各国でも普及し始めました。日本では臼井氏の直弟子の林氏の治療院が第2次世界大戦で破壊されて一旦途絶えましたが、最近西洋からの逆輸入の形で最普及し始めています(※注)。

※注
「レイキを活かす」(タンマヤ・ホナヴォグド、産調出版より一部引用)

書いた人 浜野ゆり : 2005年07月09日 15:44