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腎気の鍛錬

2005年06月19日

 昨夜はTVで『リング』のアメリカリメイク版が放映されましたね。
 五行は感情にも当てはめられ、水気は「恐」、つまり怖いという感情を司ります。私もそうですが、水気の足りない人は一般的に怖がりであるとされます。
 足りない気を補強するには、1つはその気を外部から取り入れること、もう1つは自らそれを鍛えることです。そこで、水気を鍛えるには肝試しをするとか怪談を聞くとかが良いといわれてきましたが、現代ではホラー映画を見ることもこれに当たります。もちろん、急に強すぎる刺激に曝すと鍛えるどころか負けてしまいますから、徐々に慣らしていかなくてはなりません。じんわり怖いけれど極端ではない『リング』は、その意味で以前から見てみたいと思っていましたが、昨夜はちょうど良いタイミングだったので、見ることに決めました。
 しかしなにぶん怖がりなので(本当は真昼間に見たいところだったのですが)、電気を煌々と点け、相棒のTシャツの袖を握りしめながらの鑑賞となりました。
 相棒がいうには「全然怖くないじゃん。日本版の方がまだウエットな怖さがあったけど」とのことでしたが、私には充分ホラーな刺激でしたよ。見始めて30分後には既に背中がざわざわして、背後で何かの拍子でドアがちょっと動こうものなら声を挙げんばかりの状態でしたから。
 見終わると11時過ぎ。いつもならとうに眠くなっているところですが、2時間余りアドレナリンを放出し続けていたので、クールダウンするのに少し時間がかかりました。何というか、神経が疲れた感じ。慣れないことをすると疲れるのは当然ですが、やはり今度からホラー物は日中に見た方が良さそうです。

書いた人 浜野ゆり : 2005年06月19日 09:01

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