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占いの本領

2005年02月22日

 昨夜10時から日本テレビで放映された「スーパーテレビ情報最前線」で、黒門先生が出ておられました。この方には私は直接お目にかかったことはないのですが、我が東洋占いの師、大石先生から、日本に数少ない本物占い師だとうかがっていたので、録画しながら見ました。
  民放テレビで「カリスマ占い師が斬る~」とかいう番組では有名人やタレント相手に毒舌を吐いたり周りを笑わせるトークショーという体裁がほとんどなのでどうかと思っていたのですが、この番組は珍しく、きっちりした作りで、非常に感心しました。
  夜のゴールデンタイムに民放で、しかも特定1人の人物を追いながら、その鑑定の内容をきちんとした理論背景を曲がりなりにも紹介しつつ放映したこの番組、久しぶりに「ああ、こういう所なら、マスコミに伝えるのも良いなあ」と感じました。
  もともと個々人の厳密なデータに基づいてこそ鋭く結果の出る占いを、テレビや雑誌、書籍にする段階で無理やり一般化した「占い番組/印刷物」は、実際は「占い風味のエンタティメント」に過ぎません。それは食べ物で喩えれば、正規の占い(占術)が本物の蟹なら、「占い風味エンタ」は蟹カマボコといったところです。
  しかし昨夜の番組は違いました。黒門先生が真摯に占うプロセス、その結果、2件の飲食店がたちまち売り上げを飛躍的に伸ばしたり、それまで女性に縁のなかった42歳男性がお見合いパーティーで「1番人気」になり交際開始したり。今回の番組で出ていた事例は、特に後の2例はかなり運気が落ちていて相当な難物と思われたにも関わらず、黒門先生は複数の術を組み合わせて見事に解決されたのでした。
  こういう実例をみると「そうそう、これこそが本当の占いというものよ!」と思い、わが意を得たりとばかり、しばらく感動と興奮の余韻でした。
  ちなみにこの番組を作った人達の理解の良さを表していたのが、番組の最後に「占いは万人に効くものではない。あくまでも本人が占いをきっかけに自分の内面を見つめ、良くしようという意志を持つことが大切」といった内容のナレーションを流していたこと。たとえ占いだろうと、「他人に良くしてもらう」といった受身で、実行動を伴わない人は、開運できないのです。

書いた人 浜野ゆり : 2005年02月22日 10:50

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